美容医療について
最近読んだマンガですが、「正直不動産」面白いですよね。
不動産に限らず、銀行ローンや冠婚葬祭など金銭感覚や相場が分かりにくいものは多いので、明細書などをみると、まず「騙されている」のではないか?と思うものです。
※私だけですかね!?
もちろん、医療に関しても同様だとは思いますが、国民皆保険制度や高額医療制度があるので、基本的には守られるようになっています。
しかしながら、「美容医療」に関しては、保険適応外のため、価格設定は病院次第、治療行為は自己責任になります。
今回は「美容医療」に関して、個人的な雑談になります。
最後に最低限注意することを挙げています。
私の友人にも「美容医療=美容形成外科」の道に進んだ人間は数名います。
数年に一度会う友人は、消化器外科から転科して、某大手クリニックに就職しています。
元々が外科なので、スキルに関しては比較的安心なのかなと思います。
※本来であれば、形成外科で研鑽を積んで、いわゆる「マイクロサージェリー」の経験がなければ、「人の顔を美しくする」なんてできないのではないかと思っていますが。
一方で、研修医が終わり次第だったり、内科系からの転科だったり、もし「美容形成外科」だった場合は恐ろしいとしか言いようがありません。
もちろん、「美容皮膚科」もありますので、そちらに関しては、大きな問題はないように思います。
友人達を含めて、美容医療業界はかなり儲かっていると聞きます。
しかしながら、基本的に歩合制で患者の獲得が必要なため、SNSで情報を発信をして、自身のブランドを作らないといけないなど大変なことは多いようです。
選ばれる医師になるために、自ら動く努力や技術は本当に尊敬しています。
尊敬できる面もある一方で、かなり悪どい商売をしているクリニックは存在します。
おおよそ口コミを見れば分かると思いますが、注意してくださいね。
美容医療を選ぶ際の注意点
①価格設定を「複数施設で比較」する
キャンペーンによる強烈な低価格などには特に注意しましょう。
②医師が「形成外科専門医」として経歴があるか確認する
形成外科としての修練を積んでいることがポイントです。
③手術・施術の選択が「エビデンスレベルが低い」ことを理解する
エビデンスレベルが他の分野と比較して圧倒的に低いため、「思ったようにならない可能性が高いこと」や「副作用があること」を十二分に説明を受ける必要があります。
日本美容外科学会のガイドラインがありますので、手術・施術を受けようと思っている人はまずチェックしてみてください。↓
「美容医療診療指針」
https://www.jsaps.com/pdf/information/jsaps_guidelines2020.pdf
今後は「美容医療」関係でハイフ(HIFU)やヒアルロン酸注射など、実際に論文があれば調べてみたいと思います。
ご意見やご感想や間違いのご指摘をお待ちしております。
おしまい